TOKYO ZEV ACTION 東京都

コンテンツ

【イベントレポート】ゼロエミッション・ビークル(ZEV)の普及に向けて 未来を担う小学生&高校生に向け、ZEV出張授業を開催

2024.1.19

東京都は、CO₂ガソリン化することを目指しています。この目標達成に向け、“ゼロエミッション・ビークル(以下ZEV)”を広く普及するために「TOKYO ZEV ACTION」キャンペーンを実施しています。本プロジェクトの一環として、未来を担う若い世代にZEVの意義や魅力を伝える目的で、12月20日(水)に東京都立立川国際中等教育学校附属小学校にて「電気自動車に関する実験講座」を、12月22日(金)に、東京都立総合工科高等学校にて「EV特別出張講義」を行いました。

「電気自動車に関する実験講座」

東京都立立川国際中等教育学校附属小学校での集合写真

 東京都立立川国際中等教育学校附属小学校の2年生約70名に対し、『電気自動車に関する実験講座』を開催しました。授業テーマは「地球温暖化と電気自動車」。「日産わくわくエコスクール」を手掛けている日産自動車と「TOKYO ZEV ACTION」が共同で実施する特別プログラムです。
当日は、スペシャルゲストに「NHK Eテレ子供番組」 6代目おんなのこ「ゆきちゃん」としてもおなじみの大角 ゆきさんをお招きして、「日産わくわくエコスクール」を実施し、「日産リーフ」モデルカーを用いた実験を行いました。

■一足はやい“ゆきちゃんサンタ”登場で、児童たちも大喜び!

イベント冒頭、クリスマス風の衣装を身にまとった大角さんがステージに登場しました。大角さんは「みなさん、こんにちは。クリスマスということで、今日はクリスマスコーデできました。」とご挨拶。にぎやかな授業の始まりとなりました。

授業の様子
ゆきちゃんサンタの画像

その後は日産自動車の佐々木優さんによる講義が始まりました。地球温暖化の原因は、太陽の熱をため込む性質を持つCO2が増えたことであることや、対策として、使うときにCO2が出ない電気でモノを動かすことが必要ということを話してくださいました。また、電気で動く自動車や、自然のエネルギーで作った電気を増やすことの大切さについても紹介されました。授業を聞いた大角さんは「環境問題は考えていかないといけない重要な問題で、その中で電気自動車がこんなに役立つことを初めて知りました。」とコメントすると、日産の佐々木さんも「環境を守るということは地球の未来を守ることに直結しているので、いい技術を取り入れることが技術者にできることだと思っております。」と答えてくださいました。また、SDGsの話題になると、大角さんは「身近なところでエコバッグを持つようにしたり、マイボトルを持ってプラスチックを削減したり、ペットボトルを分別して回収ボックスに持って行ってリサイクルするようにしています。これは、ゴミを減らす取り組みにもなるし、ゴミを燃やす時に出るCO2が大気汚染につながるので、ゴミを減らしたり、リサイクルをするように心がけています。」と答えました。

モデルカーを使って実験!電気を作るって楽しい!

 電気自動車について学んだあとは、実験の開始です!今回は電気自動車の仕組みを深く理解すべく、「日産リーフ」モデルカーを用いた実験を行いました。最初に、モデルカーの仕組みについて佐々木さんより説明がありました。モデルカーに手回し発電機を接続して、勢いよく回すと電気が溜まる仕組みです。児童一人ひとりに今回の実験に使う道具が入っている箱が配られ、まずは手回し発電機を使って豆電球を灯す実験から。日産の佐々木さんのもと、児童は豆電球がうまく点くかチャレンジします。「意外と早く回さないと点かないね」「けっこう大変!」など、がんばって豆電球を灯しました。また、モデルカーに貯めた電気を取り出す実験も行い、電気自動車が「走る蓄電池」として使えることも体験。

モデルカーを使って実験!画像

続いて、モデルカーを充電し走行させる実験です。豆電球と同じ様に充電したら、走行させてみます。実際にモデルカーが走ると児童たちも大喜び。何度も充電して、たくさん走らせる児童もいました。児童たちと一緒に実験に参加した大角さんは、一緒に手回し発電機で電気を作ったり、児童たちを優しくサポートするなどとても楽しそうな様子でした。

モデルカーを使って実験!画像2
モデルカーを使って実験!画像3

■先輩・“ゆきちゃん”との交流タイム♪

実験の後は、質疑応答の時間です。最初に大角さんから児童全員へ「地球温暖化のために、みなさんが『冬休み』にできることは何ですか?教えてください!」と聞くと、「おうちの暖房器具をたくさん使わないようにします。」「ペットボトルや発泡スチロールをアクセサリーや工作に使ってリサイクルしたいと思います。」「家の車はガソリン車なので、近所に行くときは自転車を使います。」と元気に答えました。また大角さんはご自身が取り組んでいることとして、「塾に行く時もバスを利用せず自転車で行くことや、ごみを出さないように必要以上にお買い物はしないようにします。また、使い捨てカイロは、消臭剤や除湿剤に再利用できると最近知ったので、靴箱に置いて使おうと思います。」と教えてくれました。

先輩・“ゆきちゃん”との交流タイム♪画像

さらに続いては、児童から大角さんへの質問タイムに。
児童が「電気自動車に乗ったことはあありますか?」と質問すると、大角さんは「まだ乗ったことはないですけど、今日の授業を受けて、電気自動車は音が静かで環境にもいいので、大人になったら買ってみようと思います。」と答えました。また「電気自動車に乗ったらどこに行きたいですか?」の質問には「ちょっと遠くに行ってみたいなと思います。夏休みは涼しいから長野県とかいいですね。」回答し、大角さんの言葉を、児童は夢中で聞いていました。

ゆきちゃん質疑応答の様子

イベントの最後に、日産の佐々木さんは「今日はみなさんに、電気自動車のことや地球温暖化についてたくさん知ってもらえてよかったです。今日の授業をきっかけに電気自動車に興味を持ってもらえたかと思います。今後環境温暖化について、一人ひとりができることを心がけてくれると非常に嬉しいです。」と言うと、大角さんは「今日はみなさんと電気自動車のことを学べて楽しかったです。みんなで力を合わせて、きれいな地球を守っていきましょう!」とコメントをして、イベントを締めくくりました。

イベントの終了後、児童たちはピロティで、電気自動車の「日産アリア」、「日産サクラ」、「日産リーフ」の展示を見学しました。実際に乗ってみたり、電気自動車からの給電で家電が動くことを見ることができたりと、児童たちにとって、電気自動車をより身近に感じることができる時間となりました。

電気自動車の「日産アリア」、「日産サクラ」、「日産リーフ」の展示を見学の様子

「EV特別出張講義」

東京都立総合工科高等学校の画像

12月22日には、東京都立総合工科高等学校の全校生徒約360名に対し、『EV 特別出張講義』を実施しました。日産自動車 パワートレイン・EV技術開発本部 パワートレイン・EVバッテリー戦略&製品技術開発部 バッテリー戦略・総括グループの鳴神寿一さんが講師を務め、さらにスペシャルゲストに山之内すずさんをお迎えし、生徒とともに講義を受けるほか、電気自動車(EV)に関するスペシャルクイズ大会を行いました!

■ “1日転校生“山之内すずさん登場!

ゲストの山之内すずさん画像

イベントの最初に、ゲストの山之内すずさんが制服風の衣装で登場です。山之内さんの参加はサプライズだったため、会場には歓声とどよめきが起こりました。山之内さんは「みなさん、こんにちは。今日は総合工科高校の“1日転校生“ということで、生徒の皆さんと一緒に学んでいきたいと思います!」と挨拶をしました。山之内さんに環境問題について伺うと「SDGs関連のお仕事に関わることがすごく多いので、そこから色々知ったんですけど、お料理をした時に出る生ごみを微生物に分解して肥料を作るコンポストや、プラスチックで作った洋服を買うなど、見つけた時に楽しく選んで活用するようにしています。」と答えました。
山之内さんのご挨拶の後、小池百合子東京都知事より届いたビデオメッセージを見ました。小池都知事の「今年の夏は記録的な猛暑で、森林火災、洪水など気候危機は私たちの命にも関わる深刻な状況です。東京都は、この課題を乗り越えるため、2030年までにはカーボンハーフ、2050年までにゼロエミッションを目指し、あらゆる取り組みを加速させています。ぜひ自分ごととして、カーボンユートラルについて考え、ものづくりへの理解をさらに深めていきましょう。」というメッセージを受け、山之内さんは「今年の夏はものすごく暑かったですよね。それによって野菜も不作になったり値段も高騰したり、本当に身近な問題だと、今年は特に感じました。環境に関して自分にできることから少しずつ始めようと感じたのですが、わからないこともたくさんあって、その中の一つが車や技術なんです。私はその方面は本当に無知なので、環境にやさしいモビリティについて、みなさんと一緒に学んでいけたらと思います。」と感想を言いました。

■話題のEVって一体どういう技術?日産自動車の技術者が解説。

続いて、鳴神 寿一さんをお招きして、EVについての講義を行いました。講義の最初には、EVによるレース「フォーミュラE」が3月に日本で初めて東京で行われることが紹介されました。その後、カーボンニュートラルを実現するための取組や、EVの充電の仕組み、バッテリーの再利用方法、EVを通じて社会を変革する活動の紹介など様々な角度からEVを深く知る講義が行われました。講義終了後は、生徒からの鳴神さんへの質疑応答の時間です。生徒が「フォーミュラー1のエンジンが800〜1000馬力で、フォーミュラーEのモーターが320馬力と聞いています。もし、充電などの要件を考慮せずに全力疾走したらフォーミュラーEのモータは何馬力ぐらい出ますか?」と投げかけると、鳴神さんは「さすがですね!今は最高で350キロワット、47馬力でレギュレーション設定されていますが、実力としては1000馬力くらい出ると聞いています。将来的ルールなどが変わっていけば1000馬力以上は出せると思いますよ。」と回答。

日産自動車の技術者が解説の様子
質疑応答の様子

さらに、次の生徒は「EVは災害時に利用できると聞きましたが、EVを購入すればすぐに蓄電池として利用することは出来ますか?」と聞くと、「EVの電気は直流で、家電に使うには交流に変換する必要があります。変換装置があるので、それを使えば車両のバッテリーを電気として取り出して使うことができます。」と説明してくださいました。また、山之内さんからも「先ほど、外部の蓄電池として使うというお話がありましたが、災害時以外の使い道はありますか?」と質問すると「今日のようなイベントや、イルミネーション、夏祭りやキャンプなど、使いたい場所で使えますね!」と教えてくださり、山之内さんは「キャンプやイルミネーションで使えるのは魅力的ですね!イルミネーションを見る時、電源はEVなのかな?と思っちゃうかも。(笑)」と期待を込めてコメントしました。

蓄電池として使用した様子

■ZEVの講義の成果はいかに!?TOKYO ZEV ACTIONクイズ

EVを学んだところで、ZEVに関するクイズ大会を行いました。もうすぐクリスマスということで、正解者には山之内さんからプレゼントがあると発表されると、会場は「わ~!」という歓声に包まれました。その後は早速、TOKYO ZEV ACTIONクイズが始まりました。山之内さんから「第一問!今日のイベントに使われている電源はどこからきているでしょうか?」と出題されると、生徒は瞬くまに手を上げ、会場は盛り上がります。

TOKYO ZEV ACTIONクイズの様子

生徒の一人が「EVです。」と回答して、見事に正解!今日のイベントは、学校で授業に使われている「日産リーフ」から電源を供給されています。また、特別に「日産アリア」、「日産サクラ」のEVも生徒のために展示していることを鳴神さんより紹介されました。
続いて「第二問!次のうち存在するEVは? EVパトカー、EVタクシー、EV救急車」と3択問題を出題。生徒から「EVタクシー」と回答し、こちらも見事正解!実は、この問題は全部正解でした。鳴神さんより、東京都内でも積極的に「はたらくクルマ」にEVを取り入れていることが説明されました。最終問題では「2024年3月30日に開催されるフォーミュラE東京大会は、東京のどのエリアで開催されるでしょうか? 東京スカイツリー周辺、東京ビッグサイト周辺、東京ドーム周辺」とこちらも3択問題でした。最後の問題ということで生徒達も今まで以上に元気よく手を上げます。生徒の一人が「東京ビッグサイト周辺です!!」と答えて、見事3問とも正解でした。正解した生徒はステージに上がり、山之内さんよりプレゼントを渡されました。正解した生徒はもちろん、その他の生徒も大喜びで、今年最後のいい思い出となったようです。

講義の締めくくりの様子

イベントの最後に鳴神さんは「今日は皆さんに、日産自動車の取り組みや、技術について講義しました。EVが身近な存在にあって、この授業をきっかけにEVに興味を持っていただければと思います。」と言うと、山之内さんも「EVは環境に良いというのは何となくわかっていたのですが、それがなぜ環境にいいのか、どう活用されて、どうリサイクルされているのか、というところまでは知らなかったので、詳しく教えていただけとても勉強になりました。一人ひとりにできる環境への対策を自分事としてこれからも考えていけるように生活していきたいと思いました。あとみなさんがすごく元気が良くて、私もパワーをもらいました!」とコメントをしてイベントを締めくくりました。

今後も、2024年3月にイベントを実施予定です。年齢問わず楽しめるコンテンツを準備中ですので、ご期待ください!